料理の仕上げに使うと
うまみがグッと引き立つ「鶏ガラスープ」と「味の素」。
でも、そもそもこの2つって何が違うの?
使い分けってどうすればいいの?
そんな疑問を感じたこと、
ありませんか?
この記事では
鶏ガラスープと味の素の違いや
それぞれに向いている料理を
やさしく解説していきます。
読み終わるころには、
どちらをどんな場面で使うかが
すっきりわかりますよ。
そもそも「鶏ガラスープ」とは?
鶏ガラスープとは、
鶏の骨をじっくり煮出して作る
コクのあるうま味調味料。
液体タイプもありますが、
家庭でよく使われるのは
顆粒タイプです。
中華料理で使うイメージが強いですが、
実は洋風スープにもよく合います。
「味の素」って何?
一方の味の素は、
うま味成分(グルタミン酸)を
主成分とした調味料。
“化学調味料”という呼ばれ方を
することもありますが、
いわゆるうま味を足すパウダーです。
素材の味を邪魔せず、
どんな料理にもほんの少しで
奥行きをプラスできる便利さがあります。
「味の素」は商品名でもあり、
調味料ジャンルの総称として使われることもあります。
2つの違いをわかりやすく表で比較!
項目 | 鶏ガラスープ | 味の素 |
---|---|---|
原材料 | 鶏ガラ、塩、香辛料など | グルタミン酸ナトリウム |
風味 | 鶏のだし感が強い | 味そのものは控えめ |
向いている料理 | 炒飯、スープ、中華風炒め物 | 和え物、卵料理、和風だし+α |
パウダー同士ではありますが、
風味の主張や使い方がまったく違うんですね。
鶏ガラスープが活きる料理
まずは
鶏ガラスープの活用から。
「だし」としての役割が大きいので、
味の土台を作るような
メニューにぴったりです。
① 炒飯
具材とご飯を炒めたあと、
最後にひとさじの鶏ガラスープを入れるだけで、
香ばしさがぐっとアップ。
② 中華スープ
ネギ・卵・わかめなどと一緒に煮込めば、
あっさりだけど深みのあるスープに。
お湯に溶かすだけでも十分な一品になります。
③ 野菜炒め
醤油やごま油と合わせて、
味のベースとして大活躍。
味が決まりにくいとき、
塩・こしょう+鶏ガラスープの組み合わせは万能です。
味の素が向いている料理
「うま味」を足す役割の
味の素は、
素材の味を邪魔せず引き立てたいときに使います。
① 冷やしトマト・お浸しなど
ほんの一振りで、
野菜の甘みや味わいがぐっと引き立ちます。
② 卵焼き・スクランブルエッグ
塩や醤油だけだと物足りない…
そんなときに
隠し味としてひと振り。
③ 即席だしがほしいとき
和風だしに加えると、
やさしいうま味がプラスされます。
「うま味が足りない」と感じたら、
塩を増やす前に味の素を試すのもおすすめです。
どう使い分けるといい?
ざっくり言えば、
スープや炒め物など「味の土台」が必要な料理は鶏ガラスープ。
味を引き立てる「隠し味」には味の素。
そんなふうに覚えると便利です。
それぞれの風味を活かすことで、
日々の料理がもっとおいしく、
もっと楽しくなりますよ。
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