冬の果物として人気の金柑(きんかん)。
でも、みかんのようにそのままパクっと食べてもいいの?
と迷ったことはありませんか?
この記事では、
金柑を生で食べるときのポイントや、
そのまま食べやすくするコツなど、
暮らしに役立つ情報をお届けします。
あわせて
簡単な食べ方・下ごしらえの手順や、
種はどうする?
といった素朴な疑問にもやさしくお答えします。
そのまま食べてもOK?
答えは
はい、そのまま食べられます!
金柑は皮ごと食べる柑橘として知られており、
小さい見た目ながら丸ごと口にしても問題ありません。
ただし、いきなりかじると
苦みや種の硬さを感じやすいため、
ちょっとしたコツがあります。
✔ Check Point
金柑の皮は甘くて実は酸っぱいのが特徴。
丸ごと食べるなら皮の甘さを楽しむ意識で食べると◎
金柑の下ごしらえ方法
そのまま生で食べるときも、
ひと手間加えるとグンと食べやすくなります。
ここではおすすめの食べ方手順を紹介します。
① ヘタを取る
小さくても
ヘタはしっかり取り除くのが基本。
ヘタが残っていると苦みや雑味が口に残ることがあります。
② 洗って表面のワックスを落とす
金柑は市販のものだと、
表面にうっすらとワックスが付いていることがあります。
しっかり水洗いし、
気になる方は重曹水に浸けてからすすぐのもおすすめです。
③ 皮に十字の切れ込みを入れる
実の酸味をおさえたい方は、
皮に切れ目を入れて
さっと熱湯にくぐらせるのも◎
軽く下ゆですることで皮の苦みが減り、香りが立ちます。
そのままよりもフルーティーに感じることも。
ここまでが、金柑をそのまま食べる前の基本準備です。
次回のパート②では、
もっと手軽に楽しめる「生食レシピ」をいくつか紹介します。
忙しい朝やおやつタイムにもぴったりなので、どうぞお楽しみに。
金柑を生で楽しむレシピ3選
下ごしらえができたら、
金柑をさっと一工夫して
おいしく味わいましょう。
ここでは、
切るだけ・混ぜるだけ・漬けるだけの
簡単レシピを3つ紹介します。
① 金柑とクリームチーズの和えもの
爽やかさとコクが絶妙な組み合わせ。
ちょっとしたおもてなしにも◎
● 材料(2人分)
- 金柑:6個
- クリームチーズ:40g
- はちみつ:小さじ1
● 作り方
① 金柑は輪切りにして種を除きます。
② クリームチーズは常温に戻し、
はちみつと一緒に混ぜます。
③ 金柑と②を和えてできあがり。
ナッツやハーブを少し加えると、
おしゃれな副菜風になります。
② 金柑とヨーグルトのシンプルボウル
朝の習慣にもぴったり。
そのままの風味を楽しめる一品です。
● 材料
- 金柑:3〜4個
- プレーンヨーグルト:適量
- メープルシロップ(またははちみつ):少々
① 金柑を輪切りにして種を取ります。
② ヨーグルトと盛り付け、
お好みで甘みを加えて完成。
切るだけで完成なので忙しい朝にも最適です。
③ 金柑のはちみつ漬け(冷蔵ストックOK)
甘酸っぱくてやさしい味わい。
少しずつ毎日楽しめます。
● 材料
- 金柑:10個
- はちみつ:適量
① 金柑は縦半分にカットして種を取り除きます。
② 保存容器に入れて、ひたひたになるくらい
はちみつを注ぎます。
③ 冷蔵庫で1日おけば完成。
✔ Check Point
そのまま食べるのはもちろん、
お湯や炭酸水で割って楽しむのもおすすめ。
ちょっと豆知識!!金柑の種類と選び方
実は、金柑にもいくつかの品種があります。
品種名 | 特徴 |
---|---|
たまたま | 宮崎県産・甘くて皮がやわらかい |
ぷちまる | 種が少なくそのまま食べやすい |
普通の金柑 | やや酸味が強め。加熱向き |
「たまたま」や「ぷちまる」は
そのまま生で食べるのにぴったりの品種です。
選ぶときは、
皮にツヤがあり色が濃いものが◎。
次のパート③では、
金柑の種はどうすればいいの?という疑問や、
食べ方の工夫・保存のコツなどをお伝えしていきます。
金柑の種って食べてもいいの?
金柑をそのまま食べるとき、
気になるのが“種”の存在です。
数も多く、しっかりしていて硬いですよね。
結論としては、
無理に食べない方が安心です。
うっかり飲み込んでしまっても問題はないとされていますが、
基本的には取り除いて食べるのが推奨されます。
⚠ 注意
小さなお子さんや高齢の方は、
のどにつまらせないように
特に気をつけましょう。
種を取りやすくするコツ
金柑は切る向きによって
種が見つけやすくなります。
おすすめのカット方法は以下の通りです。
① 縦半分に切る
果肉を割ることで、
中心にある種が見やすくなります。
② 小さなスプーンや竹串で取り除く
果肉が崩れないように、
やさしく取り出すのがコツです。
「ぷちまる」などの種の少ない品種なら
この作業もラクになりますよ。
保存方法のポイント
金柑は買ってきたままだと
日持ちがそれほど長くありません。
長く楽しみたいときは、
以下のような保存方法を参考にしてください。
① 常温保存
風通しのよい涼しい場所で、
袋から出して保存。
ただし、
2〜3日以内に食べきる前提の短期保存です。
② 冷蔵保存
新聞紙やペーパータオルに包み、
ポリ袋に入れて野菜室へ。
5〜7日程度は持ちます。
③ 冷凍保存(カットしてOK)
洗ってヘタを取り、
種を除いてから冷凍用保存袋に。
凍ったままスムージーや
お湯割りなどに使えるので便利です。
金柑は冷凍しても
皮のまま使えるのが魅力。
カットしてから凍らせると使いやすいです。
まとめ
金柑は皮ごと食べられる珍しい柑橘で、
生のままでもおいしく楽しめる果物です。
種や酸味に気をつけながら、
ちょっと工夫するだけで
暮らしの中に彩りを添える存在になります。
そのまま食べても、
ヨーグルトやチーズと組み合わせても、
漬けて保存してもOK。
ぜひ、冬の台所に金柑を取り入れて、
心やわらぐ季節の味わいを楽しんでみてください。
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